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ベトナム出張1ヶ月で価値観が変わった話

1. はじめに:初めての長期海外出張で世界の見え方が変わった

日本から出たことがなかった頃は、海外のことなんて正直よくわからなかった。

ニュースや人の話を聞いて「そうなんだ」と思うだけで、実感なんてない。

でも今回、初めての長期海外出張でベトナムに1ヶ月滞在したことで、

その感覚が一気にひっくり返った。

旅行ではなく“仕事”として海外に行くと、

その国の良いところだけじゃなく、リアルな生活や文化の違いが全部見えてくる。

この1ヶ月で、

「百聞は一見に如かず」

という言葉を本当の意味で理解した。

2. ホーチミン滞在:レタントンの日本人街の異様な安心感

滞在していたのはホーチミンのレタントン。

ホーチミン日本人街レタントン完全ガイド|現地の歩き方【2026年版】

ここは“日本人街”と呼ばれるほど日本食が揃っていて、

出張の疲れを癒すには最高の場所だった。

  • 日本語が通じる店が多い
  • 日本食が普通に食べられる
  • コンビニも日本人向けの商品が並ぶ

仕事で疲れた夜に日本食を食べると、

「ここ日本じゃないの?」と思うほどの安心感があった。

しかしそのすぐ外側では、

麻薬を売りに来る人が普通に声をかけてくる。

この“表と裏が同居している感じ”は、ホーチミンの特徴だと思う。

3. ドンナイでの仕事:文化の違いと仕事の進め方のギャップ

仕事はホーチミンではなく、車で移動してドンナイでしていた。

ここで強烈に感じたのが、

日本とベトナムの仕事文化の違い。

  • 計画性がない
  • 依頼の解釈が人によって違う
  • 日本人なら「ここまでやるよね」が通じない
  • 途中で仕様が変わることも普通

でも、悪気があるわけじゃない。

むしろ基本的には親日で優しい人が多い。

ただ、騙す人もいる。

それも“文化の違い”として受け止めるしかない。

そして驚いたのが、

飲み会が週末ではなく週の真ん中にあること。

水曜や木曜にガッツリ飲んで、翌日普通に仕事する。

この感覚は日本とはまったく違う。

4. インフラの変化を毎日見た:電車・橋・空港の工事ラッシュ

ドンナイへの移動中、毎日インフラの変化を目にした。

2年前に来たときは工事中だった鉄道が、

今年になってようやく動いていた。

そして橋の工事も進んでいて、

新空港(ロンタイン空港)をホーチミンと繋ぐ高速道路を急ピッチで建設している。

ただし、空港は完成したのにホーチミンまで車で2時間かかるという本末転倒ぶり。

「まず作る、あとで繋げる」というベトナムらしい発展の仕方を毎日見ていた。

5. 食文化の衝撃:ホビロンとの遭遇

ベトナムの食文化で一番衝撃だったのは、

ホビロン(孵化途中の卵)。

殻を割ったホビロン(孵りかけの卵), ホーチミン, ベトナム

見た目は正直最悪。

でも味は意外と食べられる。

現地の人と距離が縮まる“洗礼”のような料理で、

これを食べたことで一気に仲良くなれた気がする。

6. 身体に残ったベトナム:汗のかき方が変わった

帰国してから気づいた変化がある。

汗をかきやすくなった。

ホーチミンの高温多湿に体が最適化されてしまい、

汗腺が活性化したまま日本に戻ってきた感じ。

これは数週間すると戻るらしいけど、

身体が“ベトナム仕様”になっていた証拠だと思う。

7. 言語の後遺症:シャビサン、コムヒウ、ニャンニャン

現地で毎日聞いていたベトナム語が、

日本に戻っても口から出てしまう。

  • シャビサン(おはよう)
  • コムヒウ(わからない)
  • ニャンニャン(早く早く)

日本で言うと「えっ」と言われるけど、

それだけ現地の生活リズムが身体に染みついていたんだと思う。

8. 帰国して感じた日本:羽田の“無臭の空気”

羽田に着いた瞬間、

空港の空気が無臭だったことに驚いた。

タンソンニャット空港の独特の匂いがなく、

静かで落ち着いた空気が身体に染みる。

日本の空気は“情報量が少ない”。

ホーチミンの空気は“情報量が多い”。

この差を、帰国した瞬間に強烈に感じた。

9. 価値観の変化:情報ではなく“体験”で世界を見るようになった

今回の出張で一番変わったのは価値観。

日本にいた頃は、

人の話を聞いて「へぇ〜そうなんだ」と思うだけだった。

でも今は、

体験しないと本当の意味では理解できない

と強く感じている。

旅行で1週間行くのと、

出張で2週間〜1ヶ月滞在するのはまったく別物。

嫌なところも含めてその国を理解できるのは、

長期滞在ならではの経験だと思う。

10. おわりに:また海外に行きたい。でも家庭がある

正直、また海外に行きたい気持ちはある。

次はアメリカにも興味がある。

でも家庭がある以上、

簡単に決断できるものではない。

それでも今回のベトナム出張で得た経験は、

確実に自分の人生の厚みになった。

世界は、行ってみないとわからない。

そして、行けば必ず何かが変わる。