1. コメ不足の背景
近年、日本の米市場では価格高騰と供給不足が深刻な問題になっています。2024年の猛暑による品質低下、政府の減反政策、そして備蓄米の放出の遅れが重なり、消費者は「手頃な価格で美味しい米」を手に入れるのが難しくなってきました。
政府は備蓄米を5kg2,000円で販売することで価格を抑えようとしていますが、これに対して「それなら30kg8,700円の米を買ったほうがいい」という声もあります。価格の問題はもちろんですが、ここで重要なのは、**「米の味はどうなのか?」**という点です。
2. 古古古米の味の現実
最近話題になっている「古古古米」は、収穫から3年以上経過した備蓄米のこと。政府は「食べられる」と言っていますが、実際に食べるとなると課題は多いです。
- 水分が抜けて硬くなる → 炊くとパサつきやすい
- 風味が落ちる → 新米のような甘みや香りが弱い
- 保存による酸化臭がある → 古新聞のようなにおいがすることも
政府関係者が「美味しい」と言っていますが、消費者の意見は割れています。「普通に食べられる」という人もいれば、「ただの腹の足しでしかない」という厳しい声もあります。
3. 米選びのポイント:価格 vs 味
米を選ぶ際、「価格が安い=お得」と思いがちですが、それが本当に満足度につながるかどうかは別問題です。例えば、あなたが普段食べている**宮城県産の「ゆきむすび」**は、低アミロース米の特性を持ち、もちもちした食感が特徴です。
価格も**30kg8,700円(1kgあたり約290円)**と比較的手頃で、品質が保証されています。一方で、備蓄米5kg2,000円(1kgあたり400円)と比べると、高価格なのに品質が劣る可能性があるという矛盾が見えてきます。
自分の好みに合う米を選ぶために
- 品種で選ぶ → 自分の食感の好みに合った米を選ぶ(粘りのあるもの・しっかりしたもの)
- 炊き方を工夫する → 水加減を調整することで食感を改善できる
- 保存状態を確認する → 長期保存された米は香りや風味が落ちやすい
古古古米の味は?
水分が抜けて固くなり、風味が落ち、保存による酸化臭あり。
4. まとめ:消費者は何を重視するべきか?
コメ問題は価格だけの話ではありません。いくら安くても、美味しくないものを毎日食べるのは苦痛ですよね。消費者としては、「価格と味のバランス」を考えた米選びが大切です。
あなたは、米を選ぶときに「価格」と「味」どちらを優先しますか?