共働き・フルタイム。
子育てしながら仕事も全力、そんな暮らしの中で、父親として感じていることや、日々の工夫をリアルに綴ります。特別なことではなく、“よくある家庭”の中にこそ、共感の種があると思っています。
有休申請、最初の一歩が一番ハード
子どもが熱を出してお迎えが必要になったり、保育園の行事に参加したくなったりするとき、どうしても必要になるのが「有休」。
でも最初に会社でそれを申し出るのは、想像以上に気が引けるものです。
「子どもが急に熱を出して…」——そう言ったときの周囲の反応をつい気にしてしまう。
でも、一度伝えてしまえば案外スムーズ。二回目以降はぐっと言いやすくなります。
これは、“育児について一度話をしている”という安心感が大きいのかもしれません。
急な発熱には「都合のいい方が行く」、でも役割は決めておく
保育園からの呼び出しは突然です。そんなとき、我が家では「どちらか都合が良い方が迎えに行く」が基本。
ただし、それだけだと判断に時間がかかったり、どちらも動けない状態になることもあるので、
あらかじめ「基本的に誰が行くか」のベースを決めておくとスムーズです。
日々の話し合いが、いざというときの混乱を減らしてくれます。
朝の支度は「分業ではなく担当制」
共働きの朝は常に戦場のよう。
我が家ではいろいろ試行錯誤した結果、それぞれが“自分の持ち場”を持って動くのが一番効率的だとわかりました。
- パパの担当
- :子どもの着替え/おむつ交換/顔を拭く/ごみ捨て
- ママの担当:朝ごはん作り/夜ごはんの下ごしらえ/お弁当作り/皿洗い
お互いの動線が重ならない分、「今これやってるから…」というやりとりが減り、自然と役割が回るようになりました。
分担ではなく“担当制”——これが今の我が家の朝の形です。
保育参観も「話し合い」がカギ
保育園の参観日や面談は、貴重な子どもとの接点でもありますが、平日に行われることが多いため、仕事との調整が必要不可欠です。
我が家では、どちらが行くかを事前にすり合わせ、できる方が参加するスタイルをとっています。
「仕事が忙しくて行けなかった」という後悔をしないためにも、夫婦での相談がカギになります。
通院は“時間休”で柔軟に対応
子どもの通院については、主に妻が時間休を使って対応してくれています。
その分、僕はほかのタスクでフォローをするようにしています。
どちらかがすべてを抱えず、互いに補い合うスタイルが心地よいと感じています。
保育料の現実:私立で約29,000円 → 3歳からは無償
保育料についても触れておくと、私立保育園に通っていて、月額は約29,000円。
とはいえ、3歳からは無償化の対象になるので、家計的にはかなり助かります。
時短勤務は今後の選択肢、だけど今はフルタイム継続中
現時点では、夫婦ともに時短勤務をとっていません。
ただし、子どもの成長段階や生活の変化に応じて、今後検討する可能性はあります。
妻のキャリアと“育児によるブランク”の現実
どうしても避けられないのが、妻のキャリアに生じるブランクです。
産休・育休という制度はあるものの、それが昇進や賃金にどうしても影響してしまう現実があります。
正直なところ、「女性の給料格差はここに原因がある」と断言できるほど、制度と現実のギャップを感じます。
最後に:育児は“分担”ではなく“連携”
一人で抱えこまず、夫婦でチームのように乗り越えていく。
仕事と育児、どちらかを「片手間」にするのではなく、それぞれを全力で向き合うからこそ、
そのバランスをどう取るかが問われます。
家庭のかたちはそれぞれ。でも、「自分たちにとっての最適解」は、話し合いの中から見えてくるのだと思います。